SMweb special “SNEAKER SPEAKER in KYUSHU”

本日11月7日。

毎年春秋の年二回発刊され、
スニーカーヘッズのマストブックとも言える『SHOES MASETR』のweb版にて、
去る2016年10月15日に開催された『SNEAKER SPEAKER in KYUSHU』の様子が紹介されました。

http://www.shoesmaster.jp/blog/2016/11/smweb-special-sneaker-speaker-in-kyushu.html

節目となる10回目の開催で初の東京以外での開催となったスニーカースピーカー。
その様子を見ると当日の熱気と、「ああ、ここに参加したんだな」という現実味を感じます。

当日の様子や感想など↓
http://special.shoesmaster.jp/contents/0111.html

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開催後に提出した感想もアップされています。

素直に感じたことを言葉にしたつもりですが、
開催中・開催後の打ち上げや他の方々の感想などからまだまだ思う所があったのでそれを少し。

まずは開催に尽力して頂いたUptown代表の伊原氏を始めとするUptownスタッフ様への感謝。

開催に至るまで、そして開催中のUptownスタッフ皆様の労力は計り知れないものだと思います。
本当にありがとうございました。

 

そして本題。

大きく考えさせられた言葉が2つ。

開催中に聞いたmita snekaers・国井氏の言葉が一つ。
(多少相違あるかもしれません)

「別注モデルは売れなくていい。なんなら売れ残ってもいい。
これを作ることでスニーカーに興味の薄い人達が興味を持つきっかけになって、
インラインの商品が売れてスニーカー業界が底上げできればいいと思っています」

これは個人的には目からウロコで、
レアモデル・別注モデルへの趣向が加熱している昨今、
各企業はこぞって”○○別注”を企画制作しています。

そういったモデルはもちろん販売経路も限定され、それに反してメディアでの露出は大きく、
店頭での問い合わせも多くなりがちです。

流通が限定されていることを知らない方が多いので、
それがどこのショップ別注であろうが問い合わせを受けます。

「限定モデルや別注モデルだけが必ずしも格好良い訳ではない」とは思うものの、
企業としてのスケールのない僕達のような小さなショップにはそれをできる力はなく、
半ば僻み妬みのような感情すら持つこともあります。

ところが日本で現在大きな企画力を持つ国井氏のこの発言。

視界が晴れた気がしました。
そして今後この方々の企画を一人のスニーカーフリークとして楽しんでいこうと純粋に思いました。

本当に大きな一言でした。

 

もう一つが今回の感想の中でKICKLAB・近藤氏が書かれている言葉。

「販売だけを目的にしているお店からはカルチャーは生まれないし、
御客様との関係があってシーンが構築されていく」

とても共感する内容であるとともに自分の足元を見直すきっかけとなりました。

僕らも自分たちの生活の為はもちろん、
お店を存続させていく中で必要最低限の売上を作り、
出来るだけ販売数を伸ばしていくということは課題の一つ。

ところがどこかのボーダーを越えた辺りから、
スニーカーが”目的”ではなく”手段”になっているショップも多く見られます。

大きな売上が出来れば売れるものは例えば饅頭でも良い。
たまたまそれがスニーカーだっただけ、というような。

ネットショップオンリーで商売をしている企業も少なくなく、
売れるものを大量にかき集めて薄利多売で売りさばく様な、それはまさに典型に見えます。

小さなショップほど商品に込める熱は大きく、
恐らくどこまで行っても”靴好き””洋服好き”なのではないかなと。

かく言う当店もオンラインストアの売上は非常にありがたく、
ここを全否定して存続できるかというと不可能なのかもしれません。

ですが近藤氏が言われるように、
個人的には実店舗から発信する商品や情報で、
せめてこの狭い熊本のシーンぐらいは作れないものかと思います。

“カルチャーを生む”というのは本当に考えさせられた言葉で、
最近周囲のショップオーナーたちと話していることがリンクします。

ひと昔とはもう言えない、ふた昔以上前に隆盛を誇った熊本のファッションカルチャー。
その時代を楽しませてもらった僕らが今度はそれをどう現代に表現していくか。

“販売だけを目的”としない確立したスタイルを持つショップが熊本には少なからずあります。

そういったショップやいつも御愛顧頂いている御客様達と一緒に何を生み出していけるか。

福岡ともまた違ったカルチャーを持つ熊本のシーン。
今はそのシーンにもどこか”靄(モヤ)”がかかったように感じます。

3年目も中盤を越えた当店の今後のありかた。
大きくも楽しくもある課題だと思います。

もしまたこの様なイベントが開催される時には胸を張って参加させて頂けるように。
その”靄”を振り払える一助となるよう頑張ります。

 

当日は裏話の中にも興味深い話がたくさんあったのですが、
“毒”も多少ありますので割愛させて頂きます。

興味のある方は是非ご来店の上、
ご遠慮無く「スニスピの話が聞きたい」と伝えて下さい。

 

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2016-11-07 | Posted in BlogNo Comments »