ソール張り替えの御紹介

ブーツなどのソールの張り替え。

磨り減ってきての修理目的以外にも
「ソールの種類を変えてしまう」なんてことも出来ます。

以前当店で行った”改造”とも言える張り替え。

ベースはダナー社のマウンテンライト↓

moutainlight

ノーマルだと写真のようなビブラム社のソールが装着されています。

これをシャークソールに改造。

写真 2015-06-20 16 58 14_R 写真 2015-06-20 16 58 27_R

雰囲気もガラっと変わります。

別名”リップルソール”とも呼ばれるこのソール。

サメの歯の様な形状をしていることから”シャークソール”と呼ばれますが、
当時このソールを作っていたのがリップル社という会社だったため、
こう呼ばれることもあります。

このソール、本来はとても実用性の高いソールで、
クッション性や滑り止めとしての機能を考慮して作られたもの。

70年代以降になるとその形のファッション性を評価されました。

60年代以前のワークブーツなどに使用されていたこともあり、
このソールを好むヴィンテージファンもいます。

定期的にトレンドにもなったりもしますが、
好き嫌いは分かれるソールでもあります。

個人的には大好きです。

履いてみると本当にクッション性高いです。

 

というように、
元来の仕様から衣替え的に違う種類のソールに張り替えたりすることで、
特に長年履けるレザーシューズは良い気分転換になったりします。

また飽きたら元のソールにも戻せますしね。

色々なソールパターンを見ながら
張り替えた後の姿を考えるのも楽しいものです。

張り替えに迷ったら是非ご相談下さい。

2015-09-07 | Posted in Blog, RepairNo Comments »