当店初となる県外、大阪からの加水分解修理依頼でした。
個人的にも大好きなA.C.G.モデルの修理でしたので、
何とか納得の行く仕上りにしたいと思いました。
加水分解を起こしたミッドソールはもちろんですが、
今回はアウトソールも経年劣化からの硬化で利用できず、
アウトソールも含めた修理となりました。
修理前がこちら。
何回見ても切なくなる加水分解ソール。
何足のスニーカーを捨ててきたことか…。
出来るだけイメージを残しつつ、
またしっかり履いてもらえるようにリペア。
修理後がこちら。
元々A.C.G.はアウトドアのカテゴリー。
そこのイメージを残せるようvibramソールの写真のパターンを使用。
ミッドソールはあえて中途半端なカラーよりもホワイトに。
アウトソールの爪先部分はさすがに再現が難しく、
写真のように一般的な形となりました。
下記今回の内容まとめです。
修理期間:1.5ヶ月
修理費用:14,000yen+tax
修理箇所:ミッドソール成形・アウトソール成形
今回はこちらのイメージに全ておまかせという依頼でしたが、
仕上りの御希望をお伝え頂ければ出来る限りお応えします。
ミッドソールやアウトソールの形状やつなぎ目の素材などにより
修理できない場合も稀にありますが、
出来る限りもう一度履けるところまでは持って行きたいという思いがあります。
事前の御相談は写真等でも出来る範囲でお応えします。
思い入れがあって捨てきれずにいるスニーカーや革靴があれば、
是非御相談下さい。