George Cox Brothel Creeper / ジョージコックス ブローセルクリーパー

“ラバーソール”と呼ばれるシューズ。

その代表と言うか王道モデル
『George Cox ブローセル・クリーパー』

3588

『Brothel Creeper(ブローセル・クリーパー)』
(写真は Model 3588)

いわゆる”パンクロッカーの象徴”とも言えるシューズです。

 

1950年代、
イギリスの若者文化に浸透し、
その後アメリカのロックンロールの観念とシンクロしていきます。

1960年代後半に、
『ウィンクルピッカーズ』と呼ばれるモデルが発売され、
モード系シューズとして再び注目されます。

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『Winklepickers(ウィンクルピッカーズ)』
トゥキックされたら悶絶します…。

1970年代に入り、
ヴィヴィアンウエストウッドとマルコムマクラーレンにより、
ショップ「LET IT ROCK」がオープン。

このお店がかの「セックスピストルズ」と深い関係を築きます。

彼らやダムド、ストラングラーズなど様々なバンドが愛用する事で、
パンクムーブメントの広がりと共に、
いつしか「パンクロッカーの靴」と言う風に認知され現在に至ります。

近年ではオアシスやブラー、ランシドなど
その愛用者は減ることはありません。

音楽とここまで密な関係にある靴ってのも
他には無いと言っていいと思います。

日本でも1980年代バンドブームで一時期盛り上がりを見せ、
(それでもアンダーグラウンド感たっぷりですが…)
2000年前後にはストリートファッションの一部となります。

今となってはそのムーブメントも何処へやら…。

 

話は変わって、
ドイツの靴の展示会『GDS』に参加した時、
George Coxのブースがありました。

その中央にはドカッと椅子に座り、
ピクリとも動かない御老人がいらっしゃいました。

案内のイタリア人から、
「あれがジョージコックスの社長だよ」と言われ、
思わず会釈してしまいました(日本人…)

当時このブランド、
別注のロットが物凄く小さくて、
”せっかく来たんだから奇抜なモデルを作ってみよう!”
と思い早速交渉。

型式は忘れましたがウィンクルピッカーズの様な、
先の尖ったラバーソールをベースに、
ハラコの豹柄・爬虫類系・ともう一個なんだったかな?

とにかく三種類の歪な別注モデルをオーダーし、
満足して帰国しました。

そのオーダー中、
オーダー内容が珍妙だったからなのか、
今まで微動だにしなかった「社長」が
ゆっくりと立ち上がって僕らの方に近寄り、
両手で握手をされました。

「それこそパンクの心意気だよ」という無言のメッセージだと、
勝手に解釈しています。
(僕はパンクスでもなんでもありませんが…)

その後国内に持ち帰った奇抜な3モデルは
僕の所属したチェーン店向きではなかったらしく、
物珍しさから手垢まみれにはなったものの、
身内買い以外は長い間売れ残って
店奥のディスプレイ化し最後は叩き売り…。

それでも完売に協力してくれた皆さん。

「あなた達は本物だよ」と、
ジョージコックス社社長の握手を受けた僕から
伝えたいと思いました。

 

そんなGeorge Coxも今では取り扱い店舗が激減。
日本国内での流通数も極端に減少しています。

価格が昔に比べると高騰しているせいもあるかもしれません。
それでもこのまま廃れていくのは寂しい。

そんな思いもあり、
当店ではGeorge Coxの取り扱いを続けています。

熊本では本当に見かけなくなったこの靴。
唯一無二の存在感を一度見て欲しいと思います。

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2014-05-22 | Posted in BlogNo Comments »