ショックな出来事

本日、当店オープンから1年9ヶ月目にして初めての
ショックな出来事が起こりました。

“万引き”です。

今日はお客様も少なく、
ご来店されたお客様とはいつもどおりほぼ全員の方に声をかけ、
お話をさせて頂いたのですが、
ある時間に売り場をみるとあるべき場所にあるべき靴がない。

売れてもいません。
空箱もありました。

なかなかショックでしたね。

過去に大型店で働いていた時には結構経験していましたが、
地域密着型、ローカリズムを抱いて始めたこの小さな箱で、
本当に温かいお客様が多くここまでやってきましたがまさか…と。

最近は新しいお客様も増え始め、すこし忙しくなってきたかなという矢先。
これも少しだけ知名度が上がった有名税の様なものなのでしょうか。

見栄えのことも考えて”両足揃えての陳列”に拘った事も
見直さないといけないかなと。

良く本屋の例を聞きますが、
本屋の場合、1000円の本を盗まれると、
25万円を売り上げてようやくチャラだとか。

本は極端に薄利だからなのかもしれませんが、
小さなショップの場合、商品が何であれ死活問題です。

そしてそれ以上に一つ一つの商品を大事に仕入れ、
それをお客様に満足して購入していただくことで、
また次の面白い商品を提供できるという流れ。

当店もそうですが、
小さなセレクトショップは”大儲け”を考えるよりも、
オーナーが”好きだから”続けているお店がほとんど。

だから商品にも勿論愛着がありますし、
自分の気に入った商品を気に入って買って頂けるという
毎日の繰り返しで満たされて営業しているんだと思います。

盗んだ人は”たかが一足””たかが一品”と思っているかもしれませんが、
それで十分店を辞める理由にもなるということを分かって欲しいと思います。

盗まれたのが分かったあと、
常連の皆様や新たなお客様の御来店と会話で
なんとかモチベーションは少し回復しました。

これからも喜んでくださるお客様の皆様に
面白い商品を出来る限り長く提供し続けていきたいと思っていますので、
願わくばこういう事が二度と起こらないことを祈ります。

反省していれば返しにでもこないかなーと淡い期待もしていますが。